駆けて行く

■ 松山さんたちと句会をしていた頃の句を整理してみよう。
■ と、思ってみたら、・・・
■ こんな頁を作っていた。
■ さて、これらから、取捨選択をするまえに、そのままここに複写してみよう。

ありがとう いってうれしい ひなまつり
ああそうか それでいいのさ はるのあさ
えびフライ おやタラのめも ありますね
うかれでて さびしくかえる さくらかな
おちてくる ヒバリをまって かわらかな 

すえっこは おくれてしまう カイツブリ
きのうえで あんただれやと アオバズク
そっとてを ひらいてみせる ホタルかな
めにいたく ざくろのはなの さきにけり
りょくいんや みきのむこうに だれかいる

かけてゆく きみのむこうに なつのうみ
たいようと しろいテーブル しろいいす
あきくさの ゆれてセッカも ゆれにけり
ごみばこを ひっくりかえした おちばかな
きたかぜや よくこのみせと なみきみち
 
もうゆくの まどにちらつく こゆきかな
うでをくみ あるきましょうよ クリスマス
ハイタカが とんでしずまる ふゆのたに
ジョウビタキ ふつうのひとが すきになる
あいしてる それがいえずに しわすかな

■ こんなもんでどうだろう。2007-06-30

■ その他、

山茶花や いつか来た道 回り道
隣から 寝息聞こえて 寒の入り
髪の毛が 肩にひとすじ 春隣
あれは何 誰か教えて 春近し
手探りで 部屋の灯りや 冴え返る

花盛り 一人ぽっちは 嫌ですよ
桜散る 昭和は過去と なりにけり
行く春や みんなどうして いるだろう
はすの花 浮き巣のそばに 映るかな
カルガモの 雛前になり 後になり

乙女像 乳首つんつん ツバメかな
お祭りの 準備見下ろす アオバズク
オオルリの さえずりたかき こずえかな
キビタキや ひごとにみどり ふかくなる
若き鷹 痩せて その眼の 光るかな

アオジ来て ズボンの裾に 草の種
恋心 雪のしんしん 積もる道
冬の夜 ふっと心に 恋の歌
水鳥の 数を数えて 冬の池
冬木立 見上げた空に 鷹の影

地吹雪や いつか素直に なっている
大根に 味よくしみて 年忘れ
スルメイカ 焼いて師走や 缶ビール
もう暮れか ときめくことも なくなりて
落ち着いた 時を刻んで 去年今年

雑煮食う 俺の人生 何だろう